伊澤 幸洋

特別支援教育学分野

障害児臨床学

専門領域

障害児臨床、言語病理学、神経心理学


研究テーマ


研究の詳細

研究の主要なテーマとしては「言語の獲得とその喪失」を神経心理学的視点から明らかにすることです。言語障害に関しては、子どもの言語発達障害の研究に先行して、言語獲得後に何らかの原因で損傷をきたした対象者の言語病理学的研究の蓄積が多くあります。大脳損傷と言語および行動の変容を関連付けて理解する学問領域を神経心理学と言いますが、その知見を応用して言語発達および言語の獲得に遅れや障害がある幼児・児童の原因の解明と指導法の研究をしています。言語の問題は他者とのコミュニケーションに支障をきたすだけでなく、知能発達の遅れや学習の躓きに波及していきます。言語獲得期にあたる乳幼児の早期から学齢期までの言語および発達相談に応じながら、言語障害を中心に障害児臨床の実践研究を進めています。現在の研究課題は、生活言語から学習言語への移行過程とその躓き、言語障害および発達障害の心理・教育アセスメントになります。


主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。


指導可能なテーマ

言語獲得の遅れや言語発達障害、発達性読み書き障害や算数障害および特異的言語発達障害を主症状とする発達障害の心理学的機序(メカニズム)の解明や指導実践研究、WISC-Vや日本版KABC-IIを活用した心理・教育アセスメント研究が指導可能なテーマです。言語獲得の遅れ・躓きや学習の困難に潜む問題を解明することが有効性の高い指導法を立案する一助になります。障害機序の解明に取り組みたい方をお待ちしています。


これまでに指導した修士論文題目

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